コスプレ写真のクオリティを上げるには、写真の写り方も大切です。
せっかく衣装やウィッグ、メイクが上手くいったとしても、ポージングが悪ければ写真のクオリティは下がってしまいます。それはとても勿体ないことです。
ポージングのコツさえわかっていれば高いクオリティの写真が撮れます。
この記事では、コスプレのポージングについての考え方や、男装女装別のポージングの方法を紹介します。
コスプレのポージングで悩んでいる人は参考にしてみてくださいね。
①男女キャラ別にポージングのコツがわかる
②色々なポージングがわかる
③ポージングを生かした構図が考えられるようになる
目次
コスプレのポージングのコツ
コスプレでのポージングのコツを紹介していきます。
男性キャラの基本のポージング
男性キャラのポージングには、身体のラインをI型やX型に意識します。
まずは、イケメンキャラの立ち方です。イケメンキャラはI型をイメージしましょう。
立ち方は、身体を上から引っ張られているようなイメージで姿勢良く立ってください。
胸を張って肩幅を大きく見せれば男性らしい堂々としたポージングになります。
腹部は腰を突き出してお腹をへこませるイメージで。
足元は足全体が外側へ向くように。つま先も外側を向けます。
元気系のキャラはX型をイメージします。
全身を使って大きくX字をイメージして動きを付けるようにしてください。
脚は大きく開き、手を広げたりと肩回りに動きをつければ元気な印象に。
腰に手を当てたり、腕を組んだりして斜め向きに立てば頼りがいのある印象になります。
座るポーズの場合は、重心と足の広げるのがコツです。
スマートなイメージのキャラは真っ直ぐI型に座り、元気なキャラは足を開き気味に座ると良いでしょう。
また、重心を前側に持っていき、カメラを睨み付けるようにすればワイルド系のキャラに合います。クール系のキャラなら姿勢を良くすることが大事です。
女性キャラの基本のポージング
女性キャラのポージングは、S字と曲線をイメージします。
ひねりを加え、身体のライン(腰のライン)を強調しましょう。
斜めに立てば肩幅が狭く華奢な印象に。お尻を強調したり、胸を寄せるようにすればセクシー系のコスプレに合います。
可愛い系のコスプレはS字ラインを強調しながら、全体的に身体が小さく見えるように意識してください。小動物をイメージします。
可愛いキャラは上からのアングルで撮れば上目使いで愛らしい印象になります。
男性キャラとは逆で、身体のパーツを内向きにするのがポイントです。
女性キャラの座るポージングは、座る時もS字を意識して、小さく丸まったように座ります。身体のパーツは内向きです。このとき、猫背にならないようにしましょう。
足先は、つま先で重心を取り、腰を浮かすのがコツです。
セクシー系のコスプレの場合は、ボディーライン、お尻、胸を強調するように腰を反ります。腰は浮かしてつま先でバランスを取りましょう。
手を使ったポージング
元気なキャラ
元気系のコスプレは、大きく動きを付けたポージングがおすすめです。
- 手を広げる
- 腕を頭の後ろで組んでみる
- Vサイン・ピース
- ピースを横向きに目元へ持っていく
- 指を曲げてケモノのポーズ
元気系のキャラのポージングは、使い勝手が良いので覚えておくと便利です。
格好良いキャラ
格好良いキャラのポージングは、あまり大きく手を広げないことがポイントです。
- 人差し指を立てて口元へ。ミステリアスな印象に。
- イケメンポーズ(首をおさえるポーズ)
- ハンドサイン
- 指を顎につけて思慮深い感じに
- 腕を組む
クールでスマートな印象になるようにします。
可愛いキャラ
可愛いキャラのポージングは幼いキャラにも使えます。
- 両手を内側へ向け顔の手前に持っていく
- 両手を頭の上へ持っていき動物の耳を表すポーズ
- 両手を内側へ向けてハートポーズ
ぶりっ子のような感じをイメージするのがコツです。
足を使ったポージング
クロスして立つ
片足を前に出し、奥側の足はつま先を伸ばすようにクロスして立ちましょう。
腰をひねれば綺麗に立てます。
脚をサイドに出す
足をサイドに出し、内側に引き寄せ、つま先を浮かせるようにすると可愛い印象になるので、女性キャラに向いています。
逆に、サイドに出した足を外側へピンと出し、つま先を浮かせればクールな印象になるので男性キャラや格好良い女性キャラに向いています。
歩くようなポーズ
脚をクロスさせて後ろに出し、つま先をつけると歩き出すようなポーズになります。
歩き出すようなポーズは躍動感が出るのでおすすめです。
男女でポージングを変えてみよう
コスプレのポージングを生かすには?
アングルを考えよう
コスプレのポージングに大切なことの一つは「アングルを考えること」です。
アングルが与える印象を知っていれば、コスプレするキャラクターに合わせて柔軟に印象操作することが可能です。ハイアングル、ノーマルアングル、ローアングルとそれぞれ異なるイメージがあるので紹介していきます。
ハイアングル
ハイアングルはカメラが上から被写体を撮るアングルです。動的な印象を与えます。動きのあるポージングをして元気なキャラ。
上から撮ることによって上目使いになり、可愛らしい印象をつけられるので女の子キャラなどに向いています。
ハイアングルの写真は、階段を使って段差を作って撮影したり、カメラマンが踏み台や脚立を使って上から撮るのがコツです。
ノーマルアングル
ノーマルアングルは、被写体とカメラが同じ高さのアングルです。
ノーマルアングルは写真を見る人と目線が合い、相手が身近に感じられるような親近感のある写真が撮れます。しかし、ポージングにこだわったり、小物を上手く使ったりしないと地味な印象の写真になりやすいです。
ローアングル
ローアングルは、カメラが被写体を下から撮るアングルです。
脚が長く見え、スタイルを良く見せることができます。
また、格好いいオレ様キャラや、上から目線の人を見下したようなキャラにもおすすめのアングルです。アングルを考えて写真を撮ればポージングもキマってきます。
背景で印象付ける
コスプレのポージングを生かすには、背景にこだわることも大切です。
同じキャラで同じポージングをしたとしても、カラフルでポップな背景とクールな背景とでは写真の印象が変わってきます。
また、奥行きを出すのも良いテクニックです。パースを意識して奥行きのある構図でポージングすれば立体感のある写真が撮れます。
表情を考えよう
ポージングに合わせて表情を変えればキャラクターの性格を表現できます。
表情を付けるポイントは、漫画やアニメのように大げさに喜怒哀楽を付けることです。
目、眉毛、口を上手く使って感情を表しましょう。
事前にポージングを考えておく
事前にキャラクターのポージングを考えておけばクオリティが高められます。本番当日になっていきなりポージングをするよりも事前に何パターンか考えておくと良いでしょう。
コスプレするキャラクターの画像、イラストを元にポーズを考えるとキャラらしいコスプレ写真が撮れます。ポーズ集やファッション雑誌も参考になるのでおすすめです。
カメラマンと撮りたいイメージを一致させるのも大事です。紙に棒人間でいいので絵でイメージを描くと伝わりやすいと思います。
格好良いポージングは筋肉を使う
キャラクターに合った格好良いポージングをするためには、体中の筋肉を酷使します。
普段使わないような部分の筋肉も撮影のために長時間キープさせるので、撮影後筋肉痛になることが多いです。コスプレ撮影にはかなり体力を使います。コスプレした日のお風呂は筋肉をよくマッサージしてほぐしましょう。
撮りたいイメージをカメラマンと共有しよう!
まとめ
コスプレのポージングのコツいかがでしたか?
立ち方、ポージング、それを生かす構図でキャラクターらしい写真を撮りましょう。
筋肉痛にはお気を付けください。