コスプレメイクにおける一番の大敵は「自分の眉毛」です。
自分の眉毛をどうにかしないと「キャラクターの要素」よりも「自分の要素」が目立ってしまい、イマイチ推しキャラの顔になりません。
コスプレメイクじゃなくても、眉毛を変えるだけで野暮ったい印象から、垢抜けた印象になります。
推しキャラのコスプレをするには、まず自分の顔面をフラットな状態にしてから、なりたいキャラクターの顔を作り上げていきましょう。
この記事では、コスプレイヤーの視点から、おすすめの眉毛の消し方を紹介していきます。
眉消しをする時に参考にしてみてください。
①眉消しの下準備がわかる
②眉消しの方法がわかる
③全剃りの注意点がわかる
目次
眉消しの下準備
コスプレで眉毛を消す前には、化粧水などで肌の調子を整えておきましょう。
眉毛はコスプレメイクの中でも、メイクを塗り重ねる事が多いので、化粧水や乳液で水分補給して肌の調子を整えてから眉消しするのをおすすめします。
眉毛部分は、ハサミなどで眉毛の長さを切り揃えておくと眉消しがしやすいです。
顔周りの産毛も同時に処理すると、化粧ノリが良くなります。
眉消しには準備も大事だね!
おすすめの眉消しの方法
眉つぶし
眉つぶしは、舞台メイクの老舗メーカー「三善」から発売されている粘土状の眉消しアイテムです。眉毛を剃らずに、上から粘土状のメイクで膜を作って自眉を消します。
舞台メイク用品は発色が良く、カバー力も高いため、使用しているコスプレイヤーも多いです。
使い方は、
- 適量(5mmほど)を手に取り、手でもんで柔らかくする。
- 手で細長く伸ばし眉毛に載せる。
- 伸ばして馴染ませる。
- 上からコンシーラーやファンデーションを塗る。
- 最後にパウダーでおさえる。
これで眉毛が隠れます。眉つぶしは1000円前後で購入可能です。
コンシーラー
コンシーラーは普段使用している物でも良いですが、眉消しには塗りやすいスティック状のコンシーラーをおすすめします。量を結構使うのでなるべく安いものが良いでしょう。
使い方は、
- 眉毛にコンシーラーを多めに塗る。
- 上からファンデーションを塗り重ねる。
- 隠れない場合は1.2を繰り返す。
- 最後にパウダーでおさえる。
失敗しても簡単にやり直せるのでおすすめの方法です。
また、他の眉消し方法でもコンシーラーは使えるので一つは持っておくのが良いでしょう。
スティックのり、つけまのり、ヘアワックス
「スティックのりって文房具でしょ?メイクで使うの?」と思う人も多いと思いますが、スティックのりは眉消しに便利なので愛用しているコスプレイヤーが多いです。
使い方は、
- 眉毛にスティックのりを多めにつける。この時、自分の眉毛より気持ち上向きに眉毛をなでつけること。
- 肌に張り付けるように押さえて乾かす。
- 乾いたら、再度スティックのりを上から塗りつける。
- コンシーラーを上から塗り、隠していく。
- ファンデーションを重ねる。
- 最後にパウダーでおさえる。
これで隠すことができます。肌にはあまり良くないので、肌の調子を見てから行ってくださいね。同じ方法でつけまのりや、ヘアワックスでも隠すことができます。つけまのりや、ヘアワックスは肌につける物なので、お肌にはつけまのりやヘアワックスの方が良いでしょう。
ヘアワックスはクリームタイプがおすすめです。ヘアワックスはウィッグセットにも使えるのでコスプレに大活躍します。
眉消し用テープで隠す
コスプレ用にアシストウィッグから「眉消し職人AS」という眉消しテープが販売されています。最近は眉消し用のテープが進化しているので、テープを使って消しているコスプレイヤーが多いです。
絆創膏や、医療用の防水フィルム、ファンデーションテープや肌かくしーとなどの肌の傷やアザを隠すアイテムでも代用可能です。
もともと肌色に着色されているものなら肌馴染みも良いでしょう。
肌色に着色されているテープの使い方
- それぞれの方法でテープを貼る。
- 上からコンシーラーを塗る。
- ファンデーションを塗り重ねる。
- 消えない場合は2.3を繰り返す。
- パウダーでおさえる。
透明タイプのテープの使い方
- スティックのりで眉毛を寝かせる。
- テープを貼る。
- 上から赤系のリップや、オレンジ系のコンシーラーを塗る。
- ファンデーションを重ねる。
- パウダーでおさえる。
赤系のリップや、オレンジ系のコンシーラーを重ねるのは、肌馴染みを良くするためです。
オレンジ系のコンシーラーは、キズを隠したり、クマ消し、ヒゲ隠しにも使えるので持っておいて損は無いでしょう。
好みや値段で選んでも良いと思います。人によって相性もあると思うので使いやすいものを選んでくださいね。
眉消しテープを使った裏ワザ
眉消し用テープを使って自分の眉毛を生かしたメイク方法があります。
それは、眉消しテープを切って自分の眉毛のいらないところだけ隠す方法です。
例えば、男装なら目と眉毛が近い方が格好良くなるので、自分の眉毛の上部分は必要ありません。なのでテープで隠してしまいます。こうすると自分の眉毛を生かした自然なキャラの眉毛が出来上がります。
隠したり、剃ったりするとどうしてもキャラの眉毛を書いたときに、ナチュラルとは言い難いです。自分の眉毛を使えば、より自然なコスプレができるでしょう。
全剃りする
ここまで眉毛を隠す方法を紹介してきましたが、眉毛を隠す方法と並んで、多い方法が全剃りです。
全剃りは自分の眉毛を全部剃ってしまうことを言います。
コスプレイヤーは眉毛を全部剃ってしまっている人も多くいます。
眉頭だけ残している、所謂麿眉の人も多いです。
カミソリや、毛抜きで自分の眉毛を全部剃ってしまえば、眉消しアイテムを使用せずに簡単に眉毛を消すことができます。見た目も綺麗に見えるのでおすすめです。一番お金がかからず手軽な方法と言えるでしょう。
しかし、日常生活を送る際に、学生は眉毛を剃ることが学校の校則で禁止されていたり、仕事によっては出来ない場合も。
眉毛が無いと普段メイクでは、時間がかかってしまうこともあります。
急に眉毛を剃ったことによって、されたくない詮索をされて、隠している人は「コスバレ」ということもあるかもしれません。
※コスバレとは、コスプレしていることがバレてしまうこと。
怖い印象もあたえてしまうため、全剃りはよく考えてからするようにしましょう。一度剃ったらしばらくは生え揃いません。
眉消し方法ってたくさんあるんだね
まとめ
コスプレで眉毛を消す方法いかがでしたでしょうか?
眉消しの方法には、
- 舞台メイク用品を使う方法
- コンシーラーなどを直接上から塗って隠す方法
- テープを貼って上から隠していく方法
- 全部剃る
などがあります。
どの方法にも言えることですが、眉毛を消した後にはキャラクターの眉毛を書かなければなりません。書くのに失敗したらメイク落としで落とすのですが、それと同時に隠してる眉毛も出てきてしまいます。テープの場合は剥がれてしまうかもしれません。
つまり、眉消しも最初からやり直しです。
最初から一発書きで眉毛を上手く書けるとは限らないので、やり直しても苦じゃない方法で眉消しするのが理想です。
色々試して自分にしっくりくる方法を探してみてくださいね。